水質分析で臭気やその原因の有害物質を測定する方法はありますか?

臭いの成分、強度の測定は、藻類が原因で発生するカビ臭などを除いて、機器分析ではなく人間の鼻による官能試験により行います。機器の感度より、嗅覚の方が優れているためです。以下、試験方法を簡単に述べます。健康な人(正常な嗅覚を持っている人)最低5人をパネラーにします。測定したい水を40~50℃に暖めて、その後、フタをして激しく振り混ぜて、フタをとってすぐにパネラーが臭いをかぎます。臭いがするかしないか、するとしたら何の臭いかを紙に書いてもらいます。臭いが強い場合は、臭気強度を求めます。無臭水で希釈して、希釈しても臭いがする限界の倍率を求めます。5倍に希釈して辛うじて臭気があれば、臭気強度は5になります。官能試験である臭気の判定は人の鼻に頼る試験方法であり、個人差が伴います。多くの人に臭いを嗅いでもらって判定することが基本です。水の臭気は飲料水の試験方法として重要です。詳しくは、日本水道協会から出版されています上水試験方法(1991年版)に記載されています。 臭気の原因は、硫黄臭(硫化物)、金気臭(鉄)を除いて、有機物質によることがほとんどです。有機物質は種類が多く、その原因物質を突き止めることは、多くの困難を伴います。

 

 

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