地下水は枯渇することがありますか?

まず回答の前に、地下水の種類についてお話をします。地下水は地下の貯まり方によって、大きく不圧地下水と被圧地下水に分類できます。不圧地下水は揚水する井戸が比較的浅いために、浅井戸から得られます。不圧地下水は、降水量や近傍の河川流量の影響を受けますので、浅井戸の水位は大きく変動をします。特に雨の少ない夏季に水位が低下し、場合によっては「夏枯れ」と呼ばれる枯渇することもありますが、降水量の増加に呼応して水位は回復します。また、井戸周辺の大規模な土木工事や、河川改修工事の影響も受けやすく、地下水の水みちが遮断されて、大きな水位低下や場合によっては枯渇することもあります。

これに比較して、被圧地下水は、山地の雨や雪が地中に浸透して遠い距離を比較的長い時間をかけて流動してできた地下水であり、粘土などで出来た水を透さない地層の下部に潜り込んで貯まった地下水です。このため、季節的な水位の変動も不圧地下水に比較して小さく、枯渇する可能性は、大規模な土地利用の変化や、周辺井戸の大量揚水がない限りほとんどありません。

ある地域の地下水が、不圧地下水か被圧地下水であるか、また流動方向を正しく知るには、井戸の掘削深度だけでなくボーリング時の地層の記録を入手する必要があります。

 

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