地下水や湧水と、河川水との違いは何ですか?

地下水と河川水の違いを厳密に説明するのは、そう簡単ではありません。対象とする現象(伏没湧出等)や法制度(河川法等)によって、解釈が分かれる場合が考えられるからです。「砂防堰堤の下で湧き出る水は地下水か?」や「湧水が数百mも流下した水を湧水といえるのか?」など、水はつながっているために様々な問いが考えられます。ちなみに、地下水用語辞典では『地下⽔とは地表⾯より下に存在する⽔の総称』と定義しています。
一つ言えることは、地下水も河川水も水循環を構成する要素の一つだと言うことです。水循環基本法(平成27年7月施行)によれば、水循環とは「水が、蒸発、降下、流下又は浸透により、 海域等に至る過程で、地表水又は地下水として河川の流域を中心に循環すること」と定義しています。こういった観点から極めて単純に回答するとすれば、地下水が地表に湧出したものを「湧水」、湧出した湧水が流下して他の湧水と合わさった水を「河川水」と呼べるかと思います。「地下水」、「湧水」や「河川水」といった用語の定義だけでなく、“どこから流れてきた水なのか“といった水循環の観点も、用語の定義と同じくらい大事な概念かと思います。

 

【関連ある質問】

「地下水」という用語の定義を教えてください

「湧水」の定義や概念を教えてください。井戸内の水も湧水と呼んでよいですか?

砂防堰堤の下流で湧き出る水は「地下水」ですか?

湧水が湧出して数百m流下した水は「地下水」と呼べますか?

 

 

>>よくある質問(FAQ)に戻る

ページTOPへ