地球上に氷で存在する淡水の代表例は南極やグリーンランドの氷床。なぜ北極の氷山は入らないの?

北極は大陸ではなく、海の上に氷が浮かんでいるだけでその面積は人工衛星の観測では500~600万平方kmであり日本の国土面積の10数倍程度です。また、北極の地域の氷山はアラスカ、グリーンランドなどから氷河の一部が海面へ流出したものです。氷の比重と海水の比重の関係から、海面上に顔を出した氷の約9倍の氷が海面下に隠されているのですが、以下に示すように、南極大陸やグリーンランドの氷の量に比べるとほとんど無視できる極めてわずかな量です。 IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)の2001年の報告書によると、南極大陸には氷床として2,571万立方kmの氷が蓄えられており、その厚さは1,000mをはるかに超えます。一方、グリーンランドにある氷の体積は285万立方kmと推定されており、氷の厚さは最高3,000mを超えます。南極の氷がすべて溶けると61m、グリーンランドの氷がすべて溶けると7.2m海面が上昇すると推定されているほど莫大な氷(淡水)の量です。また、南極やグリーンランドほどではありませんが、ヒマラヤ、南アメリカのパタゴニア地方、ヨーロッパアルプス、カナダ、アラスカなどにも氷河として莫大な量の氷(淡水)が貯蔵されており、一部は大河となって貴重な淡水資源として利用されています。

 

 

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