地下水脈とはどのようなものですか?

「水脈」という言葉は非常に大きな意味をもつ言葉です。最近、食糧問題で枯渇が心配されている北アメリカ大陸のオガララ帯水層や、地名としても広く知られているオーストラリア大陸の大鑽井盆地のように、巨大な帯水層の「おび」から、「井戸を掘って水脈に当たる」といった極めて狭い範囲でも使われる言葉です。
地下水が豊富に帯水する砂れき層は、沖積平野や扇状地地形で発達し、日本でも生活用水、工業用水、農業用水など貴重な水資源として広く利用されています。地下水は目には直接見えませんが、川の流れと同じように重力により高いところから低い所に向かって流れます。標高の高いところから低い所、すなわち海に向かって流動すると考えても構いません。その流れを水脈と思っていただければ理解しやすいと思います。しかし、地層には断層や褶曲がみられるように不連続性があり、さらに地下水の帯水状況や流動を考えると、不透水層(粘土層)の不連続性も加わり、特に狭い範囲ではボーリング資料だけでは、地下水の帯水状態や流動方向を十分説明できないことも多々あります。また、同じ場所でも、複数の帯水層が存在することも多くあります。水脈というものの姿を一口に説明するのは難しいです。

 

 

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