地下水を採水したその場で遊離炭酸を計測する方法はありますか?

遊離炭酸の測定方法は、工業用水試験方法(JIS K0101)に「アルカリ消費量(pH8.3)」、あるいは上水試験方法に「総酸度」として掲載されています。地下水を対象とする場合、いずれも「遊離炭酸」と読み替えて構いません。なぜ読み替えて良いかは、それぞれの資料をお読み下さい。
使用する試薬はいずれも同じです。現地で、有栓のメスシリンダーに測定試料をとり、フェノールフタレインを指示薬として、水酸化ナトリウム規定液で滴定します。ビュレットなどガラス器具や試薬を現地に持参する必要がありますが、それほど難しい操作ではありません。但し、フェノールフタレインの変色はやや不明瞭であるため、事前に実験室で十分変色を確かめて現地に行って下さい。地下水に含まれる遊離炭酸の測定は、測定操作と合わせて、試料の採水に十分注意を払う必要があります。井戸の直近(井戸の真上)で採水できれば理想的ですが、現地に行くと、配管、貯留タンクの設置などで、滞留した試料を汲まざるを得ない場合が多くあります。こうした場合は、遊離炭酸の濃度が変化して、地下水の濃度を反映してないこともあります。採水時に水温を測定して、予想される地下水温と比較して滞留状態を把握しておけば、結果を考察するときに役立ちます。

 

 

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