東南アジアの都市 水没の危機

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東南アジアの都市 水没の危機

ジャカルタ、マニラなどの東南アジアの主要都市が水没の危機にあるとのこと。原因は人口増加や工業化に伴う地下水の過剰な汲み上げ。地盤沈下が加速しており、2020~30年頃には都市が海面下になると予測されているとのこと。地盤沈下を放置すると、海水流入などによって土地が水没したり家を失ったりするという。地盤が水面下になると、地球温暖化の影響とみられる集中豪雨などで大洪水が起こりやすく、排水に時間がかかるため経済活動の機能停止が長期化したりする被害が出ているらしいです。

日本でも東京が過去、同様なことを経験しました。ジャカルタでは既に4割がゼロメ-トル地帯のようです。地下水を守る活動を世界的に進めていく必要がありそうです。

[出典:2017年5月27日発行 日本経済新聞13版 6頁]

執筆担当:しん 

情報掲載日:2017/05/28