歩く楽しむ 東京の自然水

歩く楽しむ 東京の自然水

早川 光著

農山漁村文化協会発行

紹介コメント

四半世紀も前に、東京の地下水を使った豆腐作りやお酒の醸造といった観点で見開き2ページ程度の小さな旅を数多く取り纏めた本著は、2014年時点でもガ イドブックとして役に立つ一冊です。水質検査表、写真、住所や地図という情報の豊富さは、改めて訪問する際のきっかけ、目印を与えてくれます。著者早川さ んが東京中の湧水を歩き求めるきっかけとなった新聞記事には「東京都の調べ(昭和60年度)では23区内にまだ177ヶ所も湧水がある」という記述があっ たそうです。水道水もが地下水を潤す時代に、“東京の自然水”を探し求めた本著に以下のような記述があります。平成の時代で数少なくなった湧水を大切に守 り続けていきたいと思わせる貴重な一冊です。 「お子さんやお孫さんがおられたら、都心からすべての湧水が消えてしま前に、是非見せてあげて下さい。」(まえがき) 「湧水や名水は確実に絶滅に近づいています。恐らく21世紀には都心の湧水はほとんど姿を消してしまうでしょう。」(あとがき)

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