水文学講座6 地下水水文学

水文学講座6 地下水水文学

山本荘毅 著

共立出版

紹介コメント

通常、水文学といえば、地下水を包括する場合が多い。しかし、本書はあえて「地下水水文学」と名付け、地下水に特化した水文学論を繰り広げている。降水は「与えられたもの」として、あえて章立てしていないあたりが、それを如実に表している。
とはいえ、「水位・水頭・水圧」(2.3節)という原理的だが間違えやすい概念から、「水価・水法」(8.4節)といった昨今、注目される話題まで網羅さ れている。「これまでの地下水に関する知識は、水理学であって水文学ではない」(まえがき)といった、筆者の主張を通じて、水文学に関する思考を深めさせ てくれる。

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