「黒部の名水」に海水浸入の可能性
環境省の名水百選にも選定された黒部川扇状地湧水群の一部で、水道法の基準を超える塩類などの蒸発残留物が県の検査で検出されていたことが分ったそうです。健康に直接の影響がでる程の高濃度ではありませんが、渋みや苦みなど味に影響が出るとのこと。メディアでも紹介され、県外からペットボトル持参で水を汲みに来る人も多い有名な湧水なだけに心配です。 水田が減少する等が原因で地下水位が低下し、海水浸入した可能性があるようです。黒部市の黒部川扇状地の地下水量調査によると、2014年の地下水位が1941年に比べて5~10cm低下しているとのこと。海底湧水でも知られる富山湾ですが、そんな地域にも海水塩水化が及んでいる事実が、日本の地下水資源の有用性が失われていないかと不安になってしまいました。 [出典:読売オンライン2018年08月21日 14時04分] |
執筆担当:しん
情報掲載日:2018/08/24