名水・こだわり 良酒を醸す
西宮で酒造りをしていた酒造会社が10km離れた魚崎の蔵まで宮水を運び仕込み水に使っていた、という「宮水発見」1840年当時の話が紹介されていました。水の分析技術が進んだ現代であるからこそ、酵母の栄養分となるリンを多く含み、鉄分が少なく酒造に適している水とされていますが、1840年当時は実験結果が全てであり、宮水で造ったお酒の高い評価が唯一だったのでしょう。そんな歴史が書かれていました。[日経新聞2011年9月7日12面「200年企業-成長と持続の条件(170)名水・こだわり 良酒を醸す」]
執筆担当:しん
情報掲載日:2011/09/08