楽寿園・小浜池(静岡県三島市)
地下水学会50周年記念事業『柿田川湧水と箱根の温泉湧出機構を探索する旅』で訪問した楽寿園・小浜池が1960年以来52年ぶりに冬枯れしない見込みであることが分かりました。小浜池は富士山からの伏流水が湧き水となって現れ、昔は年中水を湛える池であったといいます。しかし、1960年代頃から湧水量の減少に伴い降雨の少ない冬季には度々枯渇現象が観測されるようになりました。昨年(2011年)は台風12号に代表される豪雨が幾度か観測されたための現象と推測され、また台風12号後には7年ぶりに満水位も観測したそうです。私たちが湧水ツアーで訪れた際(2009年)にも水はありましたが、今はもっと立派な小浜池を見学できると思います。また楽寿園園内や楽寿園から500m程離れた三嶋大社は桜の名所でもあるので、ぜひ足を運んでみてはどうでしょうか。現地は遠くて足を運べない、という人も毎日の小浜池の水位を確認できる(タイトルをクリック!)のでチェックしてみてください。【静岡新聞,2012/3/24】
執筆担当:お
情報掲載日:2012/04/11