深刻な水道離れ

深刻な水道離れ

水道離れが深刻化し、地下水利用が増大するケースが増えているという。地下水は水道水よりも安価であることや、災害用水としても利用可能なことから、特に水使用量の多い病院や商業施設等の大口利用者で顕著に見られる。民間企業ではこういったケースに注目し、新たな「地下水ビジネス」を開拓している一方、水道事業者側ではいかに水道離れを防ぐか頭を抱えている状況だ。前橋市(群馬県)や宇都宮市(栃木県)では、大口利用を優遇する料金体系を導入。一定量を超えると単価が下がる仕組みを取り入れたところ、一定の効果が得られているという。今後の動向に注目したいところだ。【読売新聞,2010/5/23 より】

執筆担当:お 

情報掲載日:2010/05/24