飲料適否の判断ができる簡易検査キットはありません。ネット等で検索するといくつか商品が出ていますが、すべて飲料水の水質検査にはお勧めできません。飲料水の水質基準値が低く設定されており、簡易検査キットでは、専用の分析機器を使った検査室レベルの感度を確保することができません。
緊急の場合、現場では目視(無色透明、無味無臭)に頼るしかありません。濁りの問題の場合は、給水量や濁りの程度により、ろ過材を配水系に組み込んでおく必要があります。震災時には、水質の問題以外にも、設備の耐震化も必要です。過去の教訓から、デパート、駅、病院などで、新たな井戸の掘削により、自家水源確保が行われています。
なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。
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水質検査では50にも及ぶ検査項目がありますが、最低限どの程度の項目が必要ですか?