降雨時に濁る河川水を水源にしている水道施設では、濁りを除去するためにPACなどの凝集沈殿剤を使用して濁りを除去して給水する「急速ろ過法」が広く普及しています。しかし、維持管理に費用、労力を必要とするため、一般家庭などには向きません。
一般家庭では、ろ過筒を使用するいわゆる浄水器がありますが、濁りの程度によっては目詰まりのため日常のメンテナンスが大変です。
水道法に基づく検査項目50の中に濁度があります。保健所などで実施する簡易な測定項目10種類にも濁度は含まれており、水質検査の最も基本となる項目の一つです。もちろん濁度が基準値を超えれば飲用不適になります。飲用に使用する井戸水は、工事の影響を考える以前の問題として、日常水質検査は受けることをお勧めします。
なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。
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