地下水を電気ボイラー、ガス沸かし器などで加温して使用した場合、それらの機器で使われている、熱を伝えやすい銅管から銅が溶け出して、青い水垢を発生させることがあります。ただし、地下水を加温して利用しているからと言って、必ず青い水垢ができるとは限りません。水垢の発生は、地下水の水質、特に遊離炭酸の濃度に依存します。遊離炭酸は、水に溶けている炭酸ガス(二酸化炭素とも呼びます)のことで、遊離炭酸が多いと金属を溶かす性質が強くなります。水に溶けた銅は体に害がある成分ではありません。銅釜など銅製の食器があり、例えば、端午の節句に食べる柏餅の葉は銅釜で茹でると葉の色が綺麗になります。
なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。