井戸のスクリーン部と地表の間はどのように加工すべきですか?

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以下はご参考に一例としてご紹介します。

1. 帯水層(スクリーン)の外側(井戸材と自然土層の間)に硅砂など透水性の良い粒体で帯水層を構成する土層の粒体よりやや大き目の粒度を持った砂層或いは砂礫層をつめる。
2. 上述1.の珪砂などの上部に、数cm~十数cmの厚さでベントナイトペレットをつめる(硅砂などにセメントミルクがしみ込むのを防止するため)。
3. 上述2.のベントナイトペレットから地表までセメントミルクで閉鎖する。

上記のようにすれば完璧と思いますが、帯水層から地表まで数m以上の距離がある場合は、地表下1m位はセメンチングして地表水の侵入を防止して、帯水層とセメンチングの間は構成していた土層に近い土層を詰めてはいかがでしょうか。

なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。

 

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