地中にしみこんだ雨や雪は、土壌層を浸透して、その下にある砂れき層に到達して地下水は誕生します。砂れき層は文字通り、砂やれき(小石)で構成されており、その間隙(すきま)が地下水の“貯留槽”になります。専門的には「帯水層」と呼ばれ、一般に砂れき層の体積の約3分の1を占めます。砂れき層の厚さは地域により様々で、数メートルから平野部では100メートル以上になる地域もあります。また、河川は川幅が広くても1キロメートル程度ですが、帯水層は平野では地域によっては何10キロメートルの幅で存在します。
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