地下水中に含まれるイオン状シリカについて、法律による規制、基準値等はありますか

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地下水中のシリカ(ケイ酸)を規制する法律はありません。また、水道水基準、環境基準にもケイ酸に対する基準は設定されていません。

ケイ酸が多いとスケール(結晶)が配管に付着するので、ボイラー用水、冷却水等の分野でスケール付着の目安としてイオン状シリカの値を測定しています。温泉法では、メタケイ酸(H2SiO3)として50mg/kg以上であれば温泉に該当すると定めています。また、農業分野では、イネの育成は田面水のシリカ濃度(ケイ酸濃度)が高いほど良いので、ケイ酸の測定が行われています。

なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。

 

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