水道水や個人井戸の水質検査項目の「一般細菌」は、決められた方法で培養して増殖した細菌類のことで、特定の細菌を指す言葉ではありません。ほとんどが健康に害のない自然界に存在する細菌ですが、「一般細菌」が検出されると、病原性の細菌が含まれる可能性が高くなるため、「一般細菌」を飲用水の汚染の指標として用います。2012年の時点で水道法では、100個以下と定められています。大腸菌が検出されていなくても、口に入る可能性のある水としては使用を控えて、トイレ、洗濯、洗車、園芸などに限定して使用されてはどうでしょうか。ちなみに活性炭濾過器は細菌類を吸着しますが、特に室内に設置したり、戸外でも夏季には逆に細菌類の増殖の温床になります。これを防ぐためには、定期的な活性炭フィルターの交換が大切です。
なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。
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