ここでは、まずはじめに藤縄克之著:「地下を流れる川」(農山漁村文化協会 1989)を紹介します。この本は、自然の中の人間シリーズ 川と人間編 全10巻として、農業土木学会が企画した中の第7巻が地下水に関するもので、情感あふれる絵と文章で地下の川として人間との調和を考えさせる内容となっています。巻末には、専門的な見地からの解説もあり勉強となる内容となっています。 子供向きの本での地下水の取り扱いは、水循環の中一つとして取り扱ったものや水道のしくみなどの本にも掲載されていることが多くあり、学習参考書などについても、一項目だけ地下水について記載してあるものもあります。
次に、やや古い学習参考書ですが、三省堂出版より戦後すぐの昭和26年より出版された「理科文庫」があります。文庫本サイズで各分野について何十冊か出版され、その中の第17に柴田薫著:「水の旅」(三省堂出版 1951)があります。水循環の話ですが、その中には地下水についても数ページにわたり記載されています。この理科文庫は、のちに三省堂編修所編として5冊に合本され、「水の旅」はその第2巻「空と土」(1953)にも収録されています。
そして、日本地下水学会市民・コミュニケーション委員会でも、小さなお子様にも地下水について身近に感じてもらいたいという思いから、お子様に楽しみながら学んでいただける絵本「のぞいてみようしぜんかがく~みず~」(パイインターナショナル 2019)を監修しました。大地をめぐる水の動きや身近な水を、美しい絵とともに説明しています。全国の書店でお求めください!
「※ 日本地下水学会市民コミュニケーション委員会が監修に携わった、絵本「みず」の電子書籍が、2020/6/17より販売開始されました(https://pie.co.jp/book/i/305182/)。ぜひ、ご覧ください。」
「のぞいてみようしぜんかがく みず」世界へ!
2019年に発売され、ご好評をいただいている「のぞいてみようしぜんかがく みず」が、この度海外の皆様からの熱いご要望により、現地語版で出版されることになりました。
日本のみならず、世界の皆さんにも水の「そうだったんだ!」をお届けでき、一同感激です!
現地語版の詳細は、以下のサイトをご覧ください。
中国語版:男人竟是“水做的”?关于“水”的知识,你知道多少?
韓国語版:https://www.instagram.com/p/CJsjGCzlM5z/
ベトナム語版:https://ehomebooks.vn/cung-tim-hieu-ve-khoa-hoc-tu-nhien-nuoc-id24423.html