地震や大雨の後、湧水自体が地表に湧き出るときに既に濁っていることは稀にあります。地下水を含んでいる地層が地震等で崩れたり揺らされたりすると、水と一緒に砂粒を吐き出すことがあります。この場合は時間が経てば濁りは収まります。また湧水が斜面にある場合、大雨の後に濁る原因としては、大雨に打たれて湧水より上側の斜面に泥水が流れて、それが湧水に混入したという可能性があります。地震の後についても同様で、湧水が存在する斜面の上の地盤が崩れ、土砂が湧水に混入したという可能性があります。
なお、湧水そのもの自身が濁りを発生しない場合でも、例えば湧水を一旦タンクに貯めて使用している場合などは、間接的な原因として、タンクの底に溜まっていた泥が何らかの原因で撒き上げられてタンク内の水が濁ったりする可能性もあります。
なお、ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。
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