深度100mの深井戸から一般細菌が検出されることはありますか?

ホーム > 学会活動 > 疑問・質問コーナー > 深度100mの深井戸から一般細菌が検出されることはありますか?

井戸を新しく掘削して一般細菌が基準を超えて検出されることは珍しくありません。100mを超える深度の水道水源井の原水でも、基準値以下ではありますが、何年も一般細菌が検出し続けるものがあります。揚水を続けることにより、菌数が低くなることが一般的です。ただし、検出し続ける期間は、毎日揚水をしていても一週間程度から年単位の長期に亘ることもあります。一般細菌の起源は様々です。掘削時の人為的な汚染、あるいは帯水層に元々生育していることもあります。一般には原因不明とするケースが多いと思います。
なお、一般細菌は特定の細菌を指すのではなく、ある条件で培養したときに増殖する細菌の総称であり、一般的に病原性はありません。

ご質問に対する回答は、あくまで回答者個人の見解です。

 

【関連ある質問】

地下50メートル程度の地下水は安全ですか?

地下水で検出される一般細菌とは何ですか?

一般細菌の水質検査が水道法水質基準(100/ml)より大幅に高い井戸水は使用できますか?

一般細菌の数値を下げる方法もしくは薬剤を教えて下さい。

地下水飲んだらピロリ菌に感染するんですか?

水質検査で大腸菌が基準以上の地下水をお風呂や水洗トイレ等で使用すると問題ありますか?

井戸をしばらく使用しないと、井戸水に大腸菌等が発生する等で水質が悪化するのですか?